昨年、大学での集団感染などでニュースにもなった【はしか】が、今年も流行するようです。
MSNニュース08.2.26
【はしか】は正しくは『麻疹(ましん)』といい、麻疹ウイルスによる感染症です。

よく言われる【三日ばしか】は『風疹』で、麻疹とは別のものです。(風疹ウイルスによる感染症)
【麻疹】はどんな病気?非常に感染力の強いウイルス感染症です。さまざまな症状と特徴的な発疹が現れます。
感染した人のせきを吸いこんだり、そのような飛沫で汚染されたものに触れることによる空気感染です。
はしかは、発疹が現れる2〜4日前から発疹が消えるまでの間感染力があります。
通常春から初夏にかけて流行するといわれています。
【麻疹】の症状は?一般的な場合、症状は、感染から約7〜14日後に現れはじめます。
発熱、鼻水、のどの痛み、激しい空せき、眼の充血などが現れます。
2〜4日後には、口の中に小さな白い斑点(コプリック斑)ができます。
症状が出はじめて3〜5日たつと、ややかゆみを伴う発疹が現れます。
病気のピーク時には、発疹は広範囲に広がり、体温は約40℃を超えることがあります。
3〜5日のうちに熱は下がり、残っていた発疹も急速に消えていきます。
麻疹かどうかの診断は、典型的な症状と特徴的な発疹に基づいて行われています。
健康で栄養状態の良い場合、はしかはめったに重症にはなりません。
しかし二次的な細菌感染症、特に肺炎はときに命にかかわることがあります。
まれですが、はしかの重篤な合併症である亜急性硬化性全脳炎が、数カ月から数年後に発症することがあります。
なぜ【麻疹】が10代〜20代に増えているの?日本で麻疹ワクチンの定期接種が始まったのは昭和53年。
それまでは麻疹は当たり前のように流行を繰り返し、多くの子供が一度は経験する病気でした。
今の30歳以上の世代は、小さい頃に一度は麻疹の流行を経験していると考えられています。ですから仮にワクチン接種をしていなくても、ほとんどの人々は麻疹抗体を持っています。
20代以下においては、副作用に対する考え方などから約1割の人々がワクチン接種を受けていません。
また、せっかく予防接種を受けても、接種を受けてから十数年まったく麻疹のウイルスに接触することがないと、身体が麻疹のことを忘れてしまい、麻疹抗体が消えてしまうのです。
今の10代の子供たちは、ワクチンのおかげで麻疹の流行をほとんど経験していない世代。
そのため、小さい頃にワクチン接種をしていてもすでに10年以上経過していて、麻疹抗体が消えてしまっている子供も少なくないようです。
【麻疹】の予防接種麻疹の予防接種は06年4月に法改正されました。
それまで1歳〜7歳半の1回接種でしたが、1歳と小学入学前の2回の定期接種に変更されました。
したがって昨春小学校に入学した児童〈現1年生〉は原則として2回打っています。
これは、ワクチンを2回受けると、ほぼ感染の心配はないとされているからです。
また、厚生省は
今年度から5年間の時限措置として、中学1年生と高校3年生を対象に、定期予防接種を追加する方針を打ち出しています。
これによりワクチン接種が1回しかなかった小学2年生以上にも、高校卒業までに2回目の機会を確保されるとか。

以前日本では、3種混合、MMRワクチン(麻疹・風疹・おたふくかぜ混合ワクチン)が主流でした。しかし副反応の無菌性髄膜炎によって命に関わる事態が起こったり、後遺症が残ったりする事例が相次いだため現在ではMRワクチン(麻疹と風疹の混合ワクチン)に切り替わっています。
麻疹には特別な治療法がなく、熱や咳などの症状に対する対症療法が主となります。
予防接種の副作用に対する考え方は様々ですし、アレルギーのある方は安易に接種できない場合もあります。
かかりつけの医師とよく相談してくださいね。
参考サイト:
メルクマニュアル家庭版〈麻疹〉麻疹〈はしか)All About はしか特集麻疹〈はしか〉ワクチン
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